入門者の皆様へ
安全保障輸出管理でお悩みではありませんか
※輸出管理には、技術移転管理も含まれます。
- ・ 自社製品を輸出することになったが、輸出管理の基礎がわからない。
- ・ 輸出管理の担当を発令されたが、まず何から勉強すべきか迷ってしまう。
- ・ 取引商社から自社製品の該非判定を求められて、どうすればいいか困っている。
- ・ ハイテク製品を作っているが、輸出や技術移転について心得ておくべきことを知りたい。
- ・ 海外の顧客から注文が入ったが、どうも不審な点がある。
- ・ 大学の産学連携、知財センターに関わっているが、最近、急に輸出管理についてうるさくなって戸惑っている。
- ・ 高額で大学の特許技術や共同研究のオファーがあったが、相手に問題ないか不安だ。 等々・・・
そんなときには、CISTECをご活用ください。
CISTEC(一般財団法人 安全保障貿易情報センター)は、安全保障輸出管理について総合的に産業界を支援する、我が国で唯一の非営利の公益法人です。
※ 通関関係、物流、保険等の輸出実務については扱っておりません。
- 安全保障輸出管理は、
- ―民生用製品・技術が、大量破壊兵器や軍拡に使われないようにするための国際的な枠組みに基づくものであり、責務です。
- ―日本では外為法で、一定の機微な貨物輸出と技術移転が国の許可制になっています。
- ―企業だけでなく、大学・研究機関にも適用されます。
以下、輸出管理の学び方について、概略をご説明します。
目次
- 1 まず輸出管理の基本を学びましょう。
- 2 実務能力を身につけましょう。
- 3 法令知識、実務能力をチェックしましょう。
- 4 貿易相談窓口を利用しましょう。
- 5 CISTEC賛助会員への加入をご検討ください。
- ※大学関係の方は、「大学の皆様へ」も、ご覧下さい。
1 まず輸出管理の基本を学びましょう!
● CISTECのホームページから基礎的資料をダウンロードする。
- CISTECのホームページから、安全保障輸出管理に関する基礎的な情報を、自由にダウンロードしていただけます。
- 外為法改正、輸出者等遵守基準に対応した音声解説付き資料を掲載しています。社内での各種研修や個人での学習にもご活用いただけます。
→「Webセミナー(企業向け)のページへ」
- 外為法及び政省令、告示、通達等から安全保障輸出管理に関係するポイントの部分を抜き出し、わかりにくい法令用語を噛みくだいてできるだけ平易な言葉に置き換えた上で、体系的に再整理をしています。
→「超訳外為法のページへ」
- 輸出管理を所管している経済産業省の資料や、CISTECがまとめた基礎的ガイダンス類も掲載しており、輸出管理についての一元的なポータルサイトになっています。
→「輸出管理基本情報」のページへ」
- その中の「輸出管理の基礎」「関係法規」というところに、いくつかの基礎的な解説資料を載せています。特に入門的なもので、まず最初のお薦めは、次のものです。これを読み終わったら、上のページに載っている各資料をご覧ください。
- ○ 安全保障貿易管理ハンドブック (経済産業省が作成した初歩編パンフレットです。)
- ○ 安全保障貿易管理説明会使用資料 (経済産業省による説明用資料です。)
- ○ 安全保障貿易管理機微技術管理ガイダンス(大学・研究機関用)
● 経済産業省の「安全保障貿易管理」のページを見る。
- 安全保障輸出管理を所管する経済産業省の安全保障貿易部局のホームページです。さまざまな情報が掲載されていて、輸出管理に従事する者にとって必須サイトです。基礎的な啓蒙普及用資料も掲載されています。
→経済産業省「安保貿易管理」 のページへ。
● CISTECの出版物で基礎的なものを読む、備える。
- CISTECでは、産業界へのサポートのために、入門的なものから詳細な解説書まで、さまざまな書籍を発行しています。その中で、初めての方に読んでいただくと理解が深まると思われるものは、次のものです。
- ○ DVD「安全保障貿易管理」 ~企業の適切な自主輸出管理を目指して~
(概要を、映像付きでわかりやすく解説しています。平成30年9月発行。)
- ○ 安全保障貿易管理ガイダンス
(安全保障輸出管理に関する背景、法令、実務運用の基礎を解説しています。上記のHP資料や冊子等をお読みいただいたあとにご覧いただくと理解が早まると思います。)
- ○ 安全保障貿易管理関連貨物・技術リスト及び関係法令集
(輸出管理に携わる担当者必携の法令集です。難しいかもしれませんが、まずはこれがすべての基本になりますので、是非ご購入ください。)
● 経済産業省やCISTECが行う基礎的セミナーに参加する。
- 経済産業省の担当者が行う啓蒙普及セミナーや、CISTECが開く研修セミナーの基礎コース等に参加されると、わかりやすい最新のテキストも配布されますし、理解が深まると思います。
- ○ 経済産業省・安全保障貿易管理説明会
(経済産業省の担当官が解説するものです。)
- ○ CISTEC研修会(基礎コース)
(セミナー・講演会の中で、「基礎コース」は、春と秋に、東京、大阪で開催されます。法令の全体像から実務の基礎、社内管理の方法等までわかりやすく解説します。)
● CISTECの講師派遣事業を利用する。
- CISTECでは、企業等に対する講師派遣事業を行っています。社内研修や地域経済団体等の研修があれば、講師を派遣致します。
- ○ 講師派遣事業のご案内
2 実務的能力を身につけましょう!
輸出管理の基礎的な事項が理解できたならば、次は実務面での理解を深める必要があります。
● CISTECのホームページで、実務面での基礎的な情報を得る。
- → CISTEC「輸出管理基本情報」のページへ
特にお読みいただきたいのは、以下の部分です。
- ○ 許可申請手続 (許可申請手続きや該非判定の留意点を解説しています。)
- ○ 自主管理((社内体制の整備、経産省CP制度等について解説しています。)
● CISTECの出版物で実務関係のものを読む。
- ○ 輸出管理関係法令の道しるべ
(QA方式で基礎的な点を平易に解説しています。)
- ○ 輸出管理品目ガイダンス
(規制品目ごとに詳しい解説です。自社の該当品目について理解を深めるのに役立つと思います。)
- ○ 該非判定帳票
(該非判定や通関の際に必要となるパラメータシート等を分野別にまとめています。)
- ○ モデルCPガイダンス
(一般包括許可をとるために必要なコンプライアンスプログラムのモデルを掲載しています。)
● CISTECのセミナーの実務演習コースに参加する。
- CISTEC研修会(セミナー・講演会)の中で、「実務演習コース」は、法令集の
使い方や該非判定の方法等について解説するコースです。
3 法令知識、実務能力をチェックしましょう!
上記の書籍、研修等で、輸出管理に関する概要を理解したら、それらが身についているかチェックしてみましょう。
● CISTECのeラーニング教材を活用する。
入門者向けの安全保障輸出管理eラーニング教材を無償で提供しています。
- ○ eラーニング教材のご案内
● STC・Associate(実務能力検定試験)を受験する。
法令を中心に、初歩的な知識を問うものです。最初はこれを目指すのがいいでしょう。次のステップとして専門家レベルのSTC・Expertがあります。法令編と総合編とがあり、どちらでも選択受験できます。 合格すると、輸出管理の中核的役割を担うレベルとなり、安全保障貿易管理士と名乗ることもできます。中小企業の方でも合格されておられます。
- ○ 実務能力認定試験のご案内
● STC過去問題集等で試す。
上記のSTCの過去の試験問題を、ホームページで解説付きで公表しています。受験の前後での利用をお奨めします。
- ○ 過去の認定試験問題とその解説
- ○ 認定試験問題集(冊子にして発行しています)
4 貿易相談窓口を利用しましょう!
輸出管理については、次の相談窓口で相談できます。
● 経済産業省の貿易相談窓口
- 〇安全保障貿易審査課
リスト規制・キャッチオール規制及び包括輸出許可の法令解釈
(該非判定、申請手続き等)の質問。
※経済産業省では該非判定の確認は行っておりません。
メールの際には、電話番号を記載してください。
TEL:03-3501-2801
bzl-qqfcbf(at)meti.go.jp(リスト規制に関する相談)
※(at)は@に置き換えて下さい。
bzl-anposhinsa-catchall(at)meti.go.jp(キャッチオール規制に関する相談)
※(at)は@に置き換えて下さい。
- 〇安全保障貿易管理課
安全保障貿易管理制度概要、法令解釈の質問
TEL:03-3501-2800
MAIL:bzl-qqfcbh(at)meti.go.jp
※(at)は@に置き換えて下さい。
- 〇安全保障貿易検査官室
輸出者等遵守基準や輸出管理内部規程(CP)に関する質問、不正輸出の連絡
TEL:03-3501-2841
MAIL:bzl-qqfcbh(at)meti.go.jp
※(at)は@に置き換えて下さい。
- 〇安全保障貿易管理政策課
防衛装備移転三原則、外国ユーザーリストに関する質問、安全保障貿易管理政策全般やHPへの意見
TEL:03-3501-2863
● CISTECの相談窓口(全般)
CISTECでは、該非判定、解釈等に関する技術相談、輸出手続、CPの作成その他安全保障輸出管理に関する事項について、ご相談に応じています(賛助会員は無料。非会員は有料:時間制)。
- ○輸出管理相談のご案内
● CISTECの相談窓口(取引先の顧客情報)
CISTECでは、輸出取引先の顧客情報について、海外と提携した総合データベースより「チェーサー情報」として、情報を提供しています。輸出先が、米国や日本が懸念先、禁輸先として指定している組織だったら大変です。その判断の参考になる顧客情報を、1件単位でも提供していますのでご相談ください。
- ○ CHASERコーナーのご案内(ご利用登録手続きは、総合データベースのご案内ご参照)
※ 月額契約でなくても、1件単位でも提供します。
5 CISTEC賛助会員・大学会員への加入をご検討下さい!
CISTECでは、賛助会員制度があり、中小企業は、大企業の会員料金の50%OFFとなります。
● メリットとしては、
- ○ 出版物や研修セミナー、STC試験、講師派遣、総合データベース等の料金が、一般の半額になる(一部を除く)。
- ○ 相談が無料で受けられる。メールによる相談も可能。
- ○ さまざまな分野の委員会・分科会活動に参加して、他企業との情報交換、規制当局への意見への反映等ができる。
- ● 輸出管理の必要性が御社で高まり、上記の1~4までを一通り取り組まれて、CISTECの事業をご理解いただけたら、是非、CISTECの賛助会員への加入をご検討ください。
- ○ 賛助会員のご案内
- ● 大学向けには、大学会員制度のご加入をご検討下さい。上記サービスが割安でご利用いただけます。
- ○ 大学会員のご案内
<ご照会先>
住 所:105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-21 新虎ノ門実業会館4階
一般財団法人 安全保障貿易情報センター
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