第15回(2019年度)総会は、2019年9月15日(日)に第28回研究大会と併せて拓殖大学・国際教育会館で開催されました。33名の学会員の出席の下、昨年度の活動報告に引き続き、本年度の活動計画、第8期役員案及び、昨年度会計監査結果が報告され、いずれも承認されました。また、新会員の紹介も行われました。
昨年度の主な活動としては研究大会を2回開催しています。第26回研究大会(2018年9月開催)は慶應義塾大学で開催され、午前の自由論題セッションと、テーマセッションでは「技術流出に焦点を当てた投資規制に関して」、「エマージングテクノロジーの管理」に関して報告がありました。
第27回研究大会は(2019年3月開催)は同志社大学で開催され、2件の自由論題セッションに引き続きテーマセッションでは「AIと安全保障貿易管理」、「中国の先端技術開発をめぐる安全保障貿易管理のこれから」のテーマで報告が行われました。
これ等のテーマは近年輸出管理で話題となる、技術移転・技術動向に関して各種視点で討議を行ったもので、政治的な面、地域的な面など、幅広い点で議論を行いました。最新の動向など企業にとっても非常に大きな関心事であることもあり、活発な討議が展開され、有意義な研究大会となりました。
今後も学界、産業界、経済産業省夫々の意見をもとに議論が深まることを期待しております。
最後になりますが、第7期理事会の会長として学会の運営をさせていただき、引き続き第8期も会長を就任させていただく事になりました。これまで皆様からいただきましたご協力に重ねて感謝申し上げますとともに、さらなる発展を実現するために引き続きご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2019年9月
日本安全保障貿易学会 第7期会長 鈴木 一人
以上
鈴木会長 挨拶
会場風景
会場風景