第13回(2016年度)総会は、2017年10月7日(土)に第24回研究大会と併せて拓殖大学で開催されました。35名の学会員の出席の下、昨年度の活動報告に引き続き、本年度の活動計画、昨年度会計報告、及び第7期役員案が提案され、いずれも承認されました。また、新会員の紹介も行われました。
昨年度の主な活動としては研究大会を2回開催し、更にケンブリッジ大学のステファン・ハルパー教授との研究会を開催しました。
第22回研究大会(2015年9月開催)は拓殖大学で開催され、テーマセッションでは「経済制裁について」、「中国をめぐる投資の諸問題」に関して報告がありました。
第23回研究大会は(2016年3月開催)は同志社大学で開催され、自由論題セッションでは「安全保障政策における外為法上の事後手続について」が報告され、テーマセッションでは「米国トランプ政権の安全保障貿易管理政策」、「東南アジアの安全保障貿易管理」のテーマで報告が行われました。
ヘルパー教授との研究会は、当学会として海外の研究機関との意見交換を行う事が懸案でありましたが、これが実現され、意義深い研究会となりました。
これ等のテーマは安全保障をめぐる社会の関心が高く、地域的・政治的な現状の分析、また、将来の輸出管理に対する考察など、企業にとっても非常に大きな関心事であることもあり、活発な討議が展開され、有意義な研究大会となりました。
今後も学界、産業界、経済産業省夫々の意見をもとに議論が深まることを期待しております。
最後になりますが、第5期及び第6期理事会の会長として学会の運営をさせていただきましたが、このたび、会長を北海道大学 鈴木理事にお願いすることになり、私は副会長としてサポートすることとなりました。これまで皆様からいただきましたご協力に重ねて感謝申し上げますとともに、さらなる発展を実現するために新会長のもと、変わらぬご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2017年11月
日本安全保障貿易学会 第6期会長 佐藤 丙午
以上
総会風景
利光監事、佐藤会長
会場風景
鈴木新会長 挨拶