今年度総会は、9月27日(日)に第9回研究大会と併せて早稲田大学で開催され、昨年度の活動報告に引き続き、本年度の活動計画、会計報告、第3期の役員人事、が承認されました。第3期の会長には浅田正彦幹事(京都大学)が選出され、新幹事の佐藤丙午会員(拓殖大学)も迎えて第3期の役員体制が発足いたしました。第2期幹事会同様、絶大なるご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。また、今年度も、2回の研究大会に加えて、第16回アジア輸出管理セミナー(2010年1月26-28日開催予定)でも、学会とアジアの安全保障貿易専門家との交流セッションを開く予定をしています。詳細が決まりしだいご案内いたしますので、会員の皆様の積極的な参加を期待しています。
2008-09年度は、「大学における輸出管理」に関連したトピックを、合計3回にわたって取り上げ、集中的に議論することができました。この問題を取り上げた最初の研究大会には大学の関係者の参加すら見られなかったのが、3回目(第9回研究大会)においては、多くの大学関係者が参加され、内容の濃い議論ができるまでになったことをたいへん喜ばしく思っています。特に、学会、経済産業省、CISTEC、大学が、それぞれの立場から連携しながら、大学における輸出管理体制の確立に向けて努力を重ねることができ、この学会の特質である、産学官の協力を不十分ながらも実現させることができました。まだまだ道半ばですが、今後もこのような産学官の協力体制を続けることが、当学会の社会への貢献度を高めることにつながると信じております。また、この2年間に安全保障貿易管理の社会での認知度自体も確実に高まり、学会の会員数も増加傾向にあります。年々その重要度が高まる安全保障貿易の分野で、産学官の壁を取り払った研究と議論の場の中心として、学会が機能し続けることを願ってやみません。
最後になりますが、第2期幹事会の責任者といたしまして、これまで皆様からいただきましたご協力に重ねて感謝申し上げますとともに、第3期幹事会の下でさらなる発展を実現するために引き続きご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2009年9月
日本安全保障貿易学会第2期会長・村山裕三
添付資料
1.第5会総会議案
2.2008年度活動状況
3.2008年度(2007/4/1~2008/3/31)学会の収支について
浅田正彦新会長挨拶
総会風景
[Last Update 2007/09/14]