今年度総会は、9月8日(土)第5回研究大会と併せ慶応義塾大学にて開催され、昨年度の活動報告に引き続き、第2期の役員人事、会計報告、今年度活動予算が承認されました。人事議案については、本学会が設立から2年と未だ揺籃期にあることに鑑み、第1期幹事が引き続き運営の責を担うこと、また幹事に関する「充て職」内規の新設が提案され承認されました。これに伴い経済産業省幹事が1名減員となり減員枠を産業界に割り当て、新たに1名の幹事が選出されました。第2期の会長には村山裕三幹事(同志社大学)が選出され、新会長の指名により第2期の役員体制が発足いたしました。第1期幹事会同様、絶大なるご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
今年度は初めての試みとして、第15回アジア輸出管理セミナー(11月20日(火)~22日(木)東京にて開催予定)に参加のアジア各国の関係者と本学会との交流プログラムを企画しております。詳細が決まり次第ご案内いたしますので会員の皆様の積極的な参加を期待いたします。
最後になりましたが、2005年5月に設立総会を開催し、本学会を立ち上げてから2年余の歳月を経ました。これまでに5回の研究大会を開催し、産・官・学の連携による安全保障貿易管理に関する国内学会として他に例を見ない実績を積み重ねることができましたことにつき、会員の皆様からいただきましたご協力に対しまして厚くお礼申し上げます。当初、私が目指していました安全保障貿易管理に関わる「安全保障貿易管理共同体」が、「知識共同体」として花開いた思いがいたしてなりません。この間にアメリカのジョージア大学に本拠を置く「国際輸出管理学会(IECA)」との加盟・連携関係の確立、韓国安保通商学会(CAST)との連携関係の確立をも達成できました。さらに、2006年9月には同志社大学で第3回研究大会を開催することができ、いわば国内アウトリーチの第一歩を踏み出すことに成功しました。この点も第1期幹事会の成し遂げた成果だと自負しております。また、CISTECと経済産業省が中心になって開催されてきましたアジア輸出管理セミナーに本年から学会としても関与を強めることとなりました。会員の皆様の知見を広めるとともに、アジア諸国との連携関係の確立を視野に入れた新たな取り組みも開始されようとしております。
以上、ささやかな足取りではありましたが、第1期幹事会の責任者といたしまして皆様からいただきましたご協力に重ねて感謝申し上げますとともに、第2期幹事会の下でさらなる発展を実現するために引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2007年9月
日本安全保障貿易学会第1期会長・山本武彦
1.日本安全保障貿易学会第3会総会議案
2.第2期役員体制
3.平成18年度(2006/4/1~2007/3/31)学会の収支について
4.平成19年度(2007/4/1~2008/3/31)学会の予算案について
[Last Update 2007/09/14]