第4回日本安全保障貿易学会研究大会は平成19年3月17日(土)に慶応義塾大学にて114名の会員の参加を得て開催された。今回も第3回研究大会に続き「アジアの安全保障と輸出管理」を共通テーマとして設定し、第1セッションでは「北朝鮮とパキスタンをめぐる不拡散問題とアジアの安全保障」について報告と討論が行われ、また第2セッションでは「外為法の制度上・運用上の諸問題」と題して、原稿の日本における輸出管理の実態について報告と討論を行った。いずれのテーマも近年のアジアと日本における安全保障貿易の機微に触れる問題を多く孕む論点だけに、参加者の間で熱い議論が交わされたことはいうまでもない。
なお、この大会で今後若手の学会員による研究報告の機会を増やすことも確認され、次回大会以後、自由論題部会を設けることが提案され、承認されたことを特記しておきたい。
平成19年5月
日本安全保障貿易学会会長・山本武彦
共通テーマ:「アジアの安全保障と輸出管理」
開催日時:2007年3月17日(土)13:00~17:00
開催場所:慶応義塾大学 三田キャンパス グローバルセキュリティ研究所8階
<第1セッション> 13:00~14:45
論題:「北朝鮮とパキスタンをめぐる不拡散問題とアジアの安全保障」
報告者:北朝鮮 阪田恭代(神田外語大学) 資料
報告者:パキスタン 広瀬崇子(専修大学) 資料
討論者:木村光彦(青山学院大学)
司会 :山本武彦 (早稲田大学)
<第2セッション> 15:00~17:00
論題:「外為法の制度上・運用上の論点」
報告者:森本正崇(経済産業省調査員) 資料
討論者:青木節子(慶応義塾大学)
討論者:樋口禎志(産業技術総合研究所)
司会:平井 進 (ソニー)
[Last Update 2007/05/18]