行事の案内

日本安全保障貿易学会第18回総会報告

 第18回(2022年度)総会は、2022年9月11日(日)に新型コロナウイルスの影響により第34回研究大会と併せてOnlineによるWeb形式で開催されました。42名の学会員の出席の下、昨年度の活動報告に引き続き、本年度の活動計画、理事・監事候補者推薦委員会の設置提案、及び昨年度会計報告が提案され、いずれも承認されました。なお、新たに理事に就任された経済産業省の畑田氏から挨拶がありました。また、新会員の紹介も行われました。

 第32回研究大会は2021年9月にOnlineにて96名の参加者を得て開催されました。午前の自由論題セッションは1名の方から報告があり、午後のテーマセッションでは、第1セッションで「産業構造審議会 通商・貿易分科会 安全保障貿易管理小委員会 中間報告(令和3年6月10日公表)をめぐるパネルディスカッション」を、第2セッションでは「サプライチェーンの見直し((バイデン政権100日レビューを受けて」の問題を取り上げました。いずれもホットなテーマであり、参加者からの活発な議論がありました。
 第33回研究大会は2022年3月に同じくOnlineで78名の参加者を得て開催しました。午前の自由論題セッションでは1名の報告があり、午後の第1セッションでは「欧州の安全保障問題への取り組み」を、第2セッションでは「米国の投資規制に関して」を取り上げました。

 2020年度以降の研究大会ではずっとOnlineによる開催となりました。Online開催では場所による制約は受けないものの、リアル会議における白熱した議論ができることを望みたいものです。

  ロシアによるウクライナ侵攻という未曽有の出来事を踏まえ、当学会の貢献がますます必要になっていると考えられ、今後も学界、産業界、経済産業省夫々の意見をもとに議論が深まることを期待しております。


2022年9月
日本安全保障貿易学会 会長 鈴木 一人

以上